EMCパートナー社の製品について
EMCパートナー社の製品について EMCパートナー社は国際電気標準会議(IEC)、航空宇宙技術者協会(SAE)、EUROCAEに参加し、長年に渡り製品が使用されています。静電気試験機や雷サージ・バースト・ディップなどの代 […]
EMC(Elector Magnetic Compatibility)の略で、日本語では電磁両立性と言います。
電磁両立性(EMC)はイミュニティ(EMS)とエミッション(EMI)に分けられます。
・電気・電子製品は、動作した際に何らかの電磁波が発生します。この電磁波により、電子機器の誤作動を引き起こしたり、逆に他の機器から発生する電磁波で機能障害や故障に繋がることがあります。 ・電磁波の発生による悪影響を与えないこと、電磁波による影響を受けない耐性をもっている事を確認するのがEMC試験です。
EMCには国際規格と各国が定めた国内規格があり、その国へ出荷する際には必要な規格を満たす必要があります。そのために規格に準じたEMC試験機で試験が必要になります。
規格を満たすために
EMC試験をする必要があります
ノイズシミュレータ
静電気試験機
1994年創業、スイスに本部を置くメーカーです。EMCの形成期より、30年近くにわたって国際電気標準会議(IEC)、航空宇宙技術者協会(SAE)、EUROCAEに参加し、長年に渡り製品が使用されています。
静電気試験機や雷サージ・バースト・ディップなどのIEC規格の伝導イミュニティ複合試験機を始め、DO-160やMIL-STD-461用の試験機も製造しており、中でも、Airbus ABD0100-1-8やBOEING D6-16050の試験機は唯一です。他にもコンポーネントの破壊試験や、半導体EMC、安全規格試験用の試験機も取り揃えています。
数多くのアクセサリーやオプションがあることが特徴で、ユーザーカスタマイズ性が高く、ユーザーそれぞれに合わせた構成で使用していただくことが可能です。
伝導イミュニティ試験機
静電気や雷サージ・バースト・ディップなどのIEC試験 最大11種類が1台で試験可能です。
カスタマイズ性
モジュール式を採用しており、後から追加カスタマイズが可能です。
豊富なアクセサリー
数多くのアクセサリーやオプションがあるため、痒いところにも手が届きます。
規格書通りの波形
波形が綺麗で、規格書通りの波形を出力します。
イミュニティ(EMS = Electromagnetic Susceptibility)
⇒ 電磁感受性
電磁波で機器が誤動作しないか試験
⇒イミュニティ試験
エミッション(EMI = Electromagnetic Interference)
⇒ 電磁妨害
機器が発する電磁波で周りの機器が誤動作しないか
⇒エミッション試験
IMU-MGS/IMU-MGEは電気機器や電子機器の電源ライン・信号ラインなどに発生する、伝導性のノイズを評価する試験機です。EMCのイミュニティ試験の規格IEC 61000-4-4やIEC 61000-4-5、IEC 61000-4-11などで使用することが可能です。EMCの認証に対応しており、1台で幅広いノイズ評価ができます。
商品を詳しく見るESD3000はモジュール設計になっているため、先端のモジュールを交換することで別の規格に対応ができ、試験レベルや抵抗値も簡単に変更することが可能です。本体とガンが一体型なので、大きな製品に対しては使い勝手がとても良いことが特徴です。
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望ましくない電気的な波形や信号のことをいいます。本来の信号に付加される余分な電気信号や干渉がノイズとして現れ、信号の品質を劣化させます。
IMU-MGS/ IMU-MGEは伝導性ノイズを模擬したシミュレータで、電気回路や電子機器において、電源線や信号線を通じて伝わるノイズの試験機です。主に、電源線からのノイズとして生じることが多く、比較的低い周波数で発生します。
外部からの干渉
外部の機器からのノイズが、電源線や信号線に伝わり、電気回路に影響を与えます。近くにある電源回路からのノイズや、周囲の電磁波による影響などが考えられます。
内部からの生成
電気機器内部で発生するノイズも存在します。電源回路内でのスイッチングノイズなどが例として挙げられます。
伝導性ノイズは、電気機器の動作や信号品質に影響を与える可能性があります。特に、アナログ信号や高速デジタル信号の伝送においては、ノイズが混入してしまうと正確な信号処理が妨げられる場合があります。そのため、電子機器にとって、伝導性ノイズの対策は重要なこととされています。
そのため、EMC Partner社のIMU-MGS/IMU-MGEのようなノイズシミュレーターで意図的にノイズを混入させ、ノイズに対しての評価を行います。これをイミュニティ(EMS)といい、様々電子機器に対して要求されています。
POINT 1
1台で最大11種類の試験が可能
POINT 2
モジュール式で、後から規格対応モジュールを追加可能
POINT 3
豊富なアクセサリーで様々な要望に応えることが可能
POINT 4
タッチパネルで直感的に操作可能
POINT 5
専用のソフトウェア有
試験規格
試験名称
試験レベル
IEC 61000-4-4
EFT/バースト
0.2kV - 8kV/200A max.
IEC 61000-4-5
サージ
0.2kV – 8kV/200A max.
IEC 61000-4-5
テレコムサージ
0.2kV – 8kV
IEC 61000-4-8
磁界
1 - 160A (50/60Hz)
IEC 61000-4-11
AC電圧ディップ
16A
IEC 61000-4-29
DC電圧ディップ
16A
IEC 61000-4-34
三相ディップ
75A
IEC 61000-4-12
リングウェーブ
8kV
IEC 61000-4-16
コモンモード
35V (continuous)
350V (short duration)
IEC 61000-4-19
ディファレンシャルモード
25A/500Vac
EFT/Bとは?
EFT/B(ファストトランジェントバースト)とは、電気的現象で短時間で急激な変化することを言います。以下のような現象によって機器に影響を与える可能性があるため、IEC 61000-4-4ではEFT/Bの試験方法が記載されています。
スイッチング動作
誘導負荷の接点と呼ばれる、モーターやリレースイッチなどを切った時、逆起電力によって高電圧が生じることがあり、とても早い機械的な振動が加わることでバーストノイズを引き起こします。
スパイク
電源ラインや信号線上に短時間で急激な変動が発生することがあります。これは、電気的なノイズや外部からの影響によって引き起こされることがあります。
雷サージとは?
雷サージとは、誘導雷を模擬した現象のことです。落雷が発生することで、周囲の空間の電磁界が変化し、電磁誘導で周辺の電線に大きな電圧・電流が発生します。IEC 61000-4-5では電圧波形と電流波形が同時に規定されており、“コンビネーションウェーブ”で試験を行います。電源ラインとI/O・高速通信線では波形の定義が異なります。
電源ライン
電圧サージ:1.2/50µs (rise time/ duration)
電流サージ:9/20µs (rise time/ duration)
I/O高速通信
電圧サージ:10/700µs (rise time/ duration)
電流サージ:5/320µs (rise time/ duration)
ディップとは?
ディップとは、商用電源(50Hz/60Hz)の電圧変動や瞬停(ごく短時間に生じる停電)のことを指します。電圧が低下すると、回路内に電流が増加するため、機器に誤動作が生じる可能性があります。IEC 61000-4-11ではこの電圧ディップついて試験方法が記載されています。
試験器の出力における負荷による電圧変動
100%出力:0~16A
80%出力:0~20A
70%出力:0~23A
40%出力:0~40A
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本体とガンが一体型になった
静電気試験機
静電気は「放電」によってノイズが発生します。放電とは、物質の表面で電気的な充電が蓄積された状態から、電子が移動することによって発生し、物質同士の摩擦や分離によって引き起こされます。これを「静電気放電」と呼び、光や音が発生することがあります。 特に集積回路や半導体デバイスなど、感受性の強い製品は、そのノイズが電子機器を誤動作や故障させる原因となります。
静電気の発生が人体と金属だった場合、この移ろうとする動きによって電気 = 電流が流れるため、放電を起こします。この放電によって、集積回路や電子機器・自動車は影響を受けます。そのため、ESD(静電気放電)対策がEMC試験として要求されています。
この不具合が起きるかどうかの確認が、EMCの規格で、IEC 61000-4-2やISO 10605といったEMC試験のイミュニティ(EMS)規格で要求されています。静電気は機器の誤作動だけでなく、機器を壊してしまうこともあるため、電子機器では深刻な問題になります。そのため、幅広く様々な規格で要求されている試験になります。
POINT 1
本体と放電ガンが一体型になっていて、利便性が良い
POINT 2
先端のモジュールを交換するだけで、他の規格の試験ができる
POINT 3
バッテリー駆動で、単三電池で使用可能(ACアダプタも有)
POINT 4
操作パネルで直感的に操作可能
モジュール
キャパシタ/抵抗
接触放電(CD)
接触放電(CD)
代表規格
DM1
150pF/330Ω
10kV
16kV
IEC61000-4-2
DM4
100pF/1500Ω
10kV
16kV
MIL-STD-883
DM5
100pF/1500Ω
8kV
ー
IEC61000-3-1
DN1
150pF/330Ω
30kV
30kV
IEC61000-4-2,
ISO10605
DN2
330pF/2000Ω
30kV
30kV
ISO10605
DN3
150pF/2000Ω
30kV
30kV
ISO10605,GMW3097
DN4
500pF/5000Ω
30kV
ー
STANAG4239
DN5
550pF/500Ω
30kV
ー
STANAG4239
DN6
330pF/330Ω
30kV
30kV
ISO10605
MIL3
500pF/0Ω
30kV
ー
MIL-STD-1576
IEC
IEC 61000-4-2、IEC 61000-6-1、IEC 61000-6-2、IEC 60255-26、IEC 60571、IEC 61340-3-1、IEC 61851-22、IEC 61851-21-2、IEC 60601-1-2、IEC 60945
自動車
ISO 10605、JASO D001-94、JASO D902-95、VW TL 824-66、DC 10614、CISPR 35、SAE J551-15
航空機部品
RTCA DO-160 - Section 25
防衛
MIL-STD-461 / CS118
鉄道
EN 50121-3-2、EN 50121-4
その他
STANAG 4239、JESD22-A114-A、JESD22-A114-B
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