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EMC試験システム
電子機器が電磁波に対して耐性があるかを行うEMCの試験を、イミュニティ試験（EMS = ElectroMagnetic Susceptibility）とよび、電子機器がどれくらい電磁波を発しているか試験することをエミッション（EMI = ElectroMagnetic Interference）と呼びます。イミュニティ試験やエミッション試験にはIECやISO、CISPRなどの規格があり、それぞれの製品に応じて試験が必要とされます。
中でも、当社はイミュニティ試験を得意としており、自動車のイミュニティ、車載部品のイミュニティ、IEC規格対応のイミュニティ試験など、ほぼ全てのイミュニティ試験に対応可能です。
イミュニティ試験ではAR社のRFパワーアンプを始め、信号発生器やパワーメーター、RFアンテナなどの様々な機器が必要になります。各機器を手動で操作するのは複雑で難しいため、規格試験に対応したソフトウェアを使い、自動化させることで簡単に試験ができます。
ご要望と予算に合わせ、システムのご提案をさせていただきます。
なぜシステムにする必要があるのか？
イミュニティ試験やエミッション試験はIECやISO、CISPRといった国際規格があり、各委員会から発行された規格に準拠した試験を行うことで、CEマーキングなど認証を取得することができます。規格内には試験要求や手順、セットアップ、必要な機器などが記載されていますが、以下の図のように必要な機器が沢山あり、試験内容も複雑になっています。
規格は解釈が難しい部分があり、複雑になっているため、弊社のようなシステムインテグレーターが規格の解釈を含めたシステムを構築し、自動化された専用のソフトウェアと組み合わせることで、各社のノウハウを含めた試験ができる内容になっています。
テクニカルセンター
当社は東京都墨田区にテクニカルセンターを設立し、国内サポート体制を整えています。規格改定時にはエンジニアが仕様検討を行い、試験システムの検討を行います。また、納品前にはシステムアップから、現地への納品作業はもちろん、納品後の出張メンテナンスまでに必要な設備機器を完備しています。
また、メーカーのトレーニングを受けたエンジニア10名が在籍しているため、メーカーと同等のサービスの提供を行なっております。
大型機器の持ち運びには、輸送用のトラックが必要になってしまったりなど、簡単に持ち運びができません。当社は出張修理を承っており、納品した機器に不具合が生じた際には、現地に赴いて対応を致します。代替機を使用するよりも早く復旧させることができ、この点においては長年、即日対応でのサポートを実現しているため、お客様より高い評価をいただいております。
代表的な試験規格
自動車
- ISO11451-2 (車両放射イミュニティ)
- ISO11451-3 (車両ポータブル無線・近接イミュニティ)
- ISO11451-4 (車両BCI)
- ISO11452-2(車載放射イミュニティ)
- ISO11452-3 (TEMセル)
- ISO11452-4 (車載BCI/TWC)
- ISO11452-5 (車載ストリップライン)
- ISO11452-8 (車載磁界イミュニティ)
- ISO11452-9 (車載ポータブル無線)
- ISO11452-11 (車載リバブレーションチャンバー)
- UN ECE R10
- 各自動車メーカー プライベートスペックに対応
民生機器
- IEC61000-4-3 (放射イミュニティ)
- IEC61000-4-6 (伝導イミュニティ)
- IEC61000-4-21 (リバブレーションチャンバー)
- IEC61000-4-39 (近接照射イミュニティ)
防衛・宇宙
- MIL-STD-461 各版
CE101、CE102、CE106、RE101、RE102、RE103、CS101、CS103、CD104、CS105、CS109、CS114、CS,115、RS101、RS103
- RTCA/DO-160
